neomamaism Mag

ママに仕事に、いろんな顔を持つ私たちこそ、ヨガで“本来の自分”に立ち返る時間を。

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ママになっても「自分自身も大切にしてほしい」――

 

そんな想いを掲げるネオママイズムが、さまざまなママの姿をお届けするneomamaismインタビューブログ。

 

Vol.15となる今回は、ヨガインストラクターで、「YOGAFORLIFE STUDIO」を主催されている奥川めぐみさまがゲストです。

 

もともとモデルやタレント活動をされていた奥川さま。海外でさまざまなものを見聞きするなかで、ヨガと出会ったことが人生の転機になり、そのままヨガの世界へ入られました。

 

現在は、小田急線・千歳船橋駅で、女性の心身に寄り添ったプログラムを展開する「YOGAFORLIFE STUDIO」を運営。また、世界各国からもレッスンを受けられるよう、オンラインでも講座を開かれています。

 

プライベートでは、男の子と、女の子2人のママ。

多忙な毎日を送られているはずなのに、自然体でヘルシーな魅力が漂う奥川さまに、ご妊娠や出産、ヨガを日常に取り入れるメリットを伺いました。

 

目まぐるしい日々のなかで本当の自分を忘れかけていたら、小さくてもいいので、ヨガの動きと呼吸をお試しあれ。

 

 

 

 

女性の身体に寄り添ったスタジオを運営する想い

 

 

――元々モデルやタレント活動をされていたそうですが、どのような経緯でヨガインストラクターになられたのでしょうか?

 

中学校3年生のころから、雑誌の専属モデルやタレント活動をしていました。ご縁があってと言う感じだったので、それをずっと仕事にするイメージではなかったんです。

それに当時の業界では痩せていることが何よりも重視されていて、食べ盛りでも我慢しなくちゃいけない過酷な環境下に置かれていて。

 

たとえば17歳の高校生に、 1ヶ月で5kg落とすことが課されたりして…いまより10kg痩せていたのに、骨格の関係で、華奢な人に並ぶとがっしりして見えてしまって。振り返ると、心身ともに不健康だったと思います。

 

そんな生活をしているなか、19歳のときに好きだった英語を活かして、お仕事を休業して半年だけオーストラリアに行ったんです。そこで世界観がすごく広がって、モデルっていう仕事に執着しなくてもいいのかなと気づきました。

 

 

 

――そこでヨガにも出会われたんですか?

 

 

そうなんです。たまたま友人のヨガクラスに行ったんですけど、最後にリラクゼーションのポーズをとったあと、これまで味わったことがないくらいリラックスできて。「なんだろうこの感覚?」と思いながら、健康にもいいしやってみようと思って、まだ日本では数少ないヨガスタジオを探し始めたんです。

 

実際、自分の身体がすごく変わってきたんですよ。覚えたら家でもちょっとした時間にできるっていうところが私には合っていて、柔軟性も体力も筋力もついてくる。

 

それによって、気持ちも前向きに変わっていったんです。

 

こんなにすごいんだったらヨガを仕事にして、他の人にも伝えたいという想いが生まれました。一生続けられる仕事で、結婚して、子どもが生まれて、いろんなライフステージがあるなかでもできるかもと思って。

 

 

 

 

 

 

――それでヨガ講師の資格をとられたんですね。

 

 

「全米ヨガアライアンス」という資格なんですけど、それを取れるスクールが日本に2校しかなかったんです。

 

そのうち1つの学校で、合宿形式で毎日朝から晩までヨガ漬け。ヨガに没頭するということは、自分の本心と向き合う時間でもありました。

 

それで、合宿が終わった頃には自分がまるっきり違う人間になっていたというか、それまで見えていなかった部分が見えるようになって、改めて自分らしさを取り戻した感覚で。

 

人も物も断捨離して、当時お付き合いしていた人とお別れして。

 

 

――現在は、小田急線の千歳船橋駅で、女性に向けたヨガプログラムをメインに「YOGAFORLIFE STUDIO」というスタジオを開かれています。女性の身体にフォーカスを当てたのは、どのような想いからでしょう?

 

 

もともと、ヨガは男性向けに作られたものだと言われているんです。

そんな男性向けのヨガをやることが、ときに女性の身体に負担をかけることもあって。

 

女性は、月経、妊娠、出産、更年期など、身体の変化が多いですよね。

そこで私は、ライフサイクルやホルモンバランスに沿った、 その人たちの必要な時に必要なヨガを届けられるスタジオを作りたいと思ったんです。

 

私自身も妊娠する前、妊娠中、そして産後、それから年齢が上がってくるとともに、同じ練習を繰り返していても効果が出にくいと身をもって経験しています。

 

どの世代の女性も、その人たちがそのときに必要なヨガを受けられるようにしたい。そんな想いで、女性に特化したスタジオを開きました。

 

 

 

 

3人とも、つわりに襲われながら絶対安静。壮絶な妊娠期間を乗り越えて

 

 

――3人のお子さまがいらっしゃいますが、妊娠期間はいかがでしたか?

 

 

私は3人とも、妊娠初期からつわりがあって、本当に大変でした。

 

よく言う表現だと、エンドレスで二日酔いが続く感じ!

薬も飲めないので、辛くて辛くて。そのうえ3人とも前置胎盤で、子宮の内部に血液が溜まった状態になってしまい、絶対安静期間がありました。

 

せっかくだから本を読んだり、映画を観られると思うじゃないですか。腰も身体も痛くなるし、つわりがあるしで、集中できないんですよ。

本当に何もできない状態で、1日1日が長かったです。

 

 

――ゴールがあるとはいえ、絶対安静は辛いですよね(涙)。

 

 

本当に!なかには、毎日カフェに行ったり、マタニティファッションを楽しんでいる方もいらっしゃいますけど、そうはいかない現実がありますよね。

 

でもつわりがなくなる時期って必ず来るんですよ。

一生続くわけじゃない、10ヶ月間我慢すればって、何とか乗り越えられました。

 

2人目3人目のときには上の子もいたので、両親や義理の両親、香港に引っ越したタイミングでは住み込みのヘルパーさんにサポートしてもらいましたね。

 

 

 

 

――そんななかで、妊娠期間にしていてよかったことって何かありますか?

 

身体を動かせなくても、ヨガの呼吸法を実践するとか、あとは座ってできる上半身だけ軽く動かすヨガを取り入れるとか、負担がかからない動きをやっていました。

 

それは本当に、体力作りの面でも気分転換の面でも、役立ったなって思うんです。あとはお腹のオイルマッサージ。

 

初期から欠かさずやっていたので、3人出産したが、まったく妊娠線はできませんでした。

 

 

――すごい!やっぱり日々のケアが大切なんですね。ちなみに、お食事では何か気遣っていたことはありますか?

 

 

よく言われるように、私も妊娠期間は食の嗜好が変わって、好きだったカフェインやコーヒー、パンとかサンドイッチ系の小麦製品をあまり食べたくなくなって、お米や野菜といった体にいいものを自然と欲するようになりました。

 

ただ、あまりストレスにならないようにしたかったので、食べたいって思うものは胃がもたれない程度は食べていました。

 

――出産は、いかがだったのでしょう?

 

1人目は、予定日の頃に産みたかったので雑巾掛けとかウォーキングとか、陣痛を誘発すると言われているものを試しました。

 

ジンクスにのっとって韓国料理を食べたりもして(笑)、それで「今日こそ!」と思ったら陣痛が来たんです。

 

私は出産というものを自然に近い形で経験したかったので、なるべく痛みを和らげるようなものは使わず、フリースタイル分娩が選べるところにしたんです。

フリースタイルって、理想のバースプランを書いて、それを叶えてくれる柔軟性の高い産院だからできること。

それで、だいたい丸1日、21時間かかりました。

 

階段の昇り降りをして陣痛を誘っても、また痛みが遠のく、その繰り返し。もうこのままだと体力が持たないし、赤ちゃんも疲れちゃうから促進剤を打つ提案をいただいたんですけど、なるべく自然に近い方法でと思っていたので、「大丈夫。頑張ります」ってとりあえずスクワットをして。

 

 

そうしているうちに、いままでの陣痛はなんだったんだっていうくらい痛いのがうわっと来て、そこから3時間後に生まれました。 ほぼ寝ないで産んだので、翌日はもう全身筋肉痛だし、満身創痍で(笑)。

 

 

――うわあ、お疲れ様でした。2人目、3人目のご出産は?

 

1人目で自然分娩を味わったので、2人目は無痛ができる病院にしたんです。

 

でも私、促進剤を使って計画的に産むというのがしっくりこなくて、陣痛を待ちたいって伝えたんです。そしたら、夕方の5時までに陣痛が来たら促進剤を使わなくてもいけると伺って。

 

賭けだったんですけど、4時50分くらいに生まれたのでラッキーでした。

2人目は全く痛くなくて、笑いながら産みました(笑)。

 

やっぱり身体の負担が少ないので、産んですぐに「お腹空いた!」ってご飯を食べて、余裕がありましたね。3人目はもっとスルッと。香港で出産したんですけど、麻酔を使って3時間で生まれました。3人目ともなると、慣れたものです(笑)。

 

 

 

 

――体力を回復させるためにしていたことは、何かありますか?

 

1ヶ月はなるべく動かないようにっていうのを決めていましたね。

 

産後ヨガも、1ヶ月以降にと推奨されています。なぜかというと、出産って交通事故にあったくらいのダメージがある状態なので、休養する時間が大切です。

 

日本でも“床上げ”と言われるのが3週間だと思うんですけど、家族にサポートをお願いして、なるべく床と平行にいようって決めていました。

 

ただ、赤ちゃんの授乳やおむつ替え、抱っこってどうしても前屈みになるので、その都度ストレッチは欠かさずやっていました。

 

骨盤周りや、お腹、繊細になっている部分を大きく動かすことはなるべく避けるようにして、凝っているところをほぐして。

 

 

――メンタル面はいかがでしたか?

 

産む前って、子育ての辛い部分はあまり語られないじゃないですか。

 

私もハッピー、楽しい、幸せなことしか見えなかったんです。でも産んでみたら、うちの子は本当に寝ない子で、1時間おきにずっと起きていたので、安定するまでは大変でした。

 

寝ている合間に抱っこしながら片手でなんとかご飯を食べ、シャワーもダッシュで入るみたいな感じだったので、家に誰かいてくれないと不安だったんです。初めてのことだし、こんなにちっちゃい赤ちゃんを病院から退院して自分で育てるっていうのが不安で、怖くて。

 

 

生まれる前のキラキラしている子育てイメージが崩れて、リアルな世界を見て、「なんでこんな大変なこと、誰も教えてくれなかったの!誰か先に教えてよ!」みたいな感覚が本音でした。

 

――そんなときの気分転換は、何だったのでしょう?

 

赤ちゃんを夫や義理の両親に預けて、出かける時間を作りました。

 

お友達とランチするとか、1人でカフェに行くとか、ヨガのレッスンを受けに行くとか、ゆっくりコーヒーを飲みながら本を読むとか…産前はふつうにできていたことなんですけど、自分だけの時間をやりたいことに思い切り使う、ってすごく大切なことなんですよね。

 

 

 

 

セルフケアのプライオリティを上げる。日常にヨガを取り入れ、本来の自分に立ち返って

 

 

――スタジオの生徒さんと交流するなかで、育児や日常のあれこれに追われてヨガをする時間が取れない、という声はありませんか?

 

その声は、本当に多く聞きますね。

 

ちょうどうちのスタジオの生徒さんは、育児真っただなかという方がかなり多いんです。

やっぱりみんな頑張りすぎちゃうんですよね、自分よりもお子さん優先で。ママゆえの母性本能があるのは当たり前なんですけど、それが強すぎると自分のことを後回しにして大事にできなくなってしまう。

 

そうすると、どんどん、どんどん身体も心も弱ってきて、負のループが始まってしまいます。

 

まずは、 誰かに頼って自分の時間を捻出することがすごく大事。そこに罪悪感を持ってしまう人がけっこう多いんですけど、その罪悪って必要ないと思います。

 

 

まず自分がのびのびと、健康で元気でいること。そうすると余裕が生まれますし、家族に対しても優しくできる。自分が楽しむ時間を諦めなくていいんだよって私は言っています。

 

 

 

 

――大切なことですよね。奥川さまは、どうやってヨガを日常に取り入れているんですか?

 

もう、最初からヨガを予定に組み込んでいます。

ヨガのために早く起きるとか、夜寝た後の時間を使うとか。

 

ついついスマホでSNSを見たりネットサーフィンしちゃう時間をやめて、その時間をセルフケアにあてると決める。

プライオリティをつけて、不要なものを削ぎ落としていくことがママにとっては大事だなと思います。

 

――自分を大事にする時間を確保できることが、ヨガを生活に取り入れる大きなメリットなのかなと個人的に思いました。改めて、日常にヨガがあるメリットを教えてください。

 

まずは、健康維持ができること。

心身ともに元気じゃないと、仕事も育児も家事もできないし、生きてくうえでは健康が大事です。

 

ヨガの効果は分かりやすく身体の変化として出てくるので、すべてのパフォーマンスが良くなるし、やる気やモチベーションも上がる。

 

それが一番のメリットですね。私の場合、顔を洗ったりシャワーを浴びたりするのと並列で、ヨガをする。それをやることで元気が保たれて、 良い1日が、良い1年に、そして未来まですべて繋がるイメージです。

 

 

 

 

――1日5分から、など本当にスモールスタートでもいいものでしょうか?

 

5分だけでも、変化が表れると思います。

私も忙しいときは、5分でもいいので軽いヨガの動きをしたり、呼吸法を試したりします。やるとやらないでまったく違う。

 

たった数分やったら、そこで一旦リセットできるのでその後の自分が変わっていきます。ヨガは時間をかければかけるほどいいわけではないので、身近に取り入れていただくことがすごく大事だと思っています。

 

 

――お話を伺い、ヨガを始めてみようと思うけど何から手をつけていいかわからない…そんな方に向けてアドバイスはありますか?

 

簡単でいいので、Youtubeとかを観ながら、まずは身体の動きと呼吸を合わせる練習をすることでしょうか。

 

ちょっと動かすだけでも、すごくほぐれてラクになった実感を得られると思うので。そこからどんどん、いろいろなヨガにチャレンジしてみてほしいです。

 

 

――ありがとうございます。最後に、ヨガを通して奥川さまが伝えていきたいメッセージをお願いします。

 

私は、自分自身を知り、自分らしく日々を過ごすことが、ヨガをやる最大のメリットだと思います。

 

ヨガを通して身体と向き合うと、いろんな気づきが得られるんですよ。

 

本来の自分が持っている想いや、考えていること、ちっちゃい頃大好きだったものを見失っているとか、社会的にこういう自分にならなきゃいけないからって思っていること…本当の気持ちに蓋をしていると気付く場合もあります。

 

 

そんなとき、ヨガを続けると本当の自分らしさをどんどん、どんどん出せるようになって、変に周りに合わせたり繕ったりしなくても自然体の自分に近づいていく。

 

 

みなさん、結婚したり、子どもが生まれたり、仕事をしていたり、いろんな顔をお持ちだと思うのですが、いつでも本当の自分の存在に立ち返り、その声を大切にしてもらえたらいいですよね。そのお手伝いを、ヨガを通してできたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

奥川めぐみ様の役に立ったオススメグッズ

 

 

OMNI Dream (オムニドリーム)

 

引用:ergobaby

 

 

Boba Wrap

 

 

引用:https://boba.jp/product/wrap/

 

 

 

奥川めぐみ様Instagram

https://www.instagram.com/megumi_okugawa/

Megumi Okugawa/ WOMENSYOGA INSTRUCTOR

起業家

🇭🇰→🇸🇬→沖縄<>東京 ERYT500

#ryt200 #ryt300 #rpyt85 #ブレスワーク メイン講師

owner @yogaforlife_official @yogaforlife_studio

3児のママ

世界中どこからでも受講可能RYT200.300.RPYT85随時開催中

 

 

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