neomamaism Mag

子どもが最優先。それでも「好き」を仕事にできた理由

LINEで送る
Pocket

 

 

 

ママになっても「自分自身も大切にしてほしい」――

 

そんな想いを掲げるネオママイズムが、さまざまなママの姿をお届けするneomamaismインタビューブログ。

 

Vol.39は、パン職人の大野有里奈さんがゲストです。

6歳と3歳のお子さんを育てながら、パンづくりの魅力を発信し、この秋には都内にスタジオ兼パン工房のオープンを予定しています。

 

「子どもが最優先」という軸を大切にしながら、自分の「好き」も諦めない。そんな大野さんの仕事と育児との向き合い方について伺いました。

 

 

「幸せそう」でパン職人の道へ。妊娠中に始めた発信が新たな一歩に

 

――まずは、これまでのご経歴について教えてください。

 

子どものころから、手を動かして何かを作ることが好きでした。料理にも興味があったので、高校卒業後は一旦大好きだったスポーツを仕事にしたいとスポーツクラブに入社をしましたが、3年経過した時に料理の道に進みたくなり京都にある調理師専門学校へ進学することに。その後、進路を考える中で「パン屋さんって、なんだか幸せそう」という気持ちでパン職人の道に進むことを決めました。「昔からパン一筋!」のような、格好いい理由ではないんです(笑)。

 

専門学校を卒業した後は、国内の大手パンメーカーに就職し、経験を積みました。そのうちに「フランスでパンづくりを学んでみたい」という気持ちが強くなり、渡仏を決意。フランスの有名店に飛び込んで、2年ほどパンづくりを学びました。

帰国後は、パン業界誌を手掛ける会社に入り、編集の仕事に携わりました。パンを作る側だけでなく、その魅力を人に伝えるという経験ができたことも、今の活動につながっていると感じています。

 

 

 

 

 

――SNSでの発信は、いつスタートされたのですか?

 

第一子の妊娠中です。産休に入って、自宅で過ごす時間が増えたことをきっかけに、YouTubeでパンづくりの動画を投稿してみたんです。すると、動画を撮ったり編集したりする作業も、ものづくりの延長のような感覚で夢中になれて。気づけば、「この道で進もう」と決意していたほどでした。

 

 

母になったから見つけられた、「好き」を仕事にする働き方

 

――妊娠中にYouTubeを始められたとのことですが、当時はどのような日々を過ごされていましたか?

 

今振り返ると、第一子の妊娠中はとても幸せな時間でした。つわりなどの体調の変化もありましたが、産休に入って時間ができて、「今日はパンを焼こう」「動画を撮ってみよう」と、自分の好きなことにじっくり向き合える毎日が本当に楽しくて。「もっとやってみたい」という気持ちも、自然とふくらんでいきました。

 

また、ありがたいことに少しずつ動画を見てくれる人が増え、「レッスンを受けてみたい」「レシピを教えてほしい」という声をいただくようになりました。好きで始めた発信が、オンラインレッスンやレシピ開発など、新しい仕事へとつながっていったんです。

 

 



 

――「好き」や「楽しい」を起点に始めたことが、今の働き方につながったのですね。

そうですね。自分が「楽しい」と思えるからこそ続けられているんだと思います。好きという気持ちがあるから、子育てと両立しながらでも前向きに取り組めるのかもしれません。

 

 

ワンオペ育児でも「大変」だけじゃない。子どもと一緒だから見える景色

 

――現在は2人のお子さんを育てながら、お仕事も続けていらっしゃいます。どのような毎日を過ごされていますか?

 

毎日ドタバタです(笑)。夫は朝から夜まで仕事なので、平日は基本的にワンオペです。思い通りに進まない日はたくさんありますが、「大変だからやめよう」と思ったことは不思議となくて。仕事と暮らしが自然につながっている感覚を楽しんでいるような感じです。

 

――思うようにいかず、焦ってしまうことはありませんか?

 

もちろん毎日完璧ではありません。家事も全部きれいにやろうとは思わないですし、「今日はここまでできれば十分」と割り切ることも増えました。

 

子どもが生まれてから、「全部を頑張る」より、「何を大切にしたいか」を意識できるようになりました。今の私は、子どもと笑って過ごせる時間を大切にしたい。そのために、自分の中で優先順位を意識するようにしています。

 


 

 

子どもが最優先。その中で仕事を組み立てる“テトリス方式”

 

――子育てと仕事を両立する中で、工夫していることは?

 

一番大切にしているのは「子どもが最優先」ということです。

以前は、「仕事をどう進めよう」と考えることが多かったのですが、今はまず、子どもの予定や生活リズムを優先して、その後に仕事を当てはめるようにしています。

 

よく、「テトリスみたいな生活だな」って思うことがあります(笑)。私の中では、「子育て」という大きな枠が最初からあって、その空いたスペースに仕事がどんどん落ちてくるイメージ。その日できることを考えながら、一つひとつの仕事をはめこんでいく感覚です。限られた時間の中で、やりきれた日は、「テトリス全消し!」という達成感がありますね。

 

 

――お仕事によっては、どうしても外せない日もありますよね。

そうですね。オンラインレッスンがある日は、時間の調整が難しいので、下の子が小さいころは、シッターさんに子守りを依頼することもありました。

また、子どもが体調を崩すと予定通りにはいかないので、夫に「この日、もし子どもが具合悪くなったらお願いね」とスケジュールを共有。全部を一人で抱え込もうとせず、周りの力も借りながら続けてきました。

 

 

母になったからこそ、「自分を大切にする時間」も忘れない

 

――今秋には、スタジオ兼パン工房のオープンも予定されています。忙しい毎日の中で、意識していることはありますか?

 

現在は、秋にオープン予定のスタジオ兼パン工房「La vie du pain(ラヴィドゥパン)」の準備を進めるとともに、パン屋の枠に収まらない、誰もが挑戦できる場所づくりを目指して、クラウドファンディングにも取り組んでいます。

 

オープンに向けて慌ただしい日々ですが、その中でもしっかり睡眠をとることです。子どもが生まれてからは、私も子どもと一緒に寝るようになりました。以前は、夜遅くまで作業していたこともありましたが、今は早めに寝て、朝までしっかり休むようにしています。そのほうが、翌日は頭もすっきりして仕事もはかどるんです。

 

 

――お子さんとの時間で、特に大切にしていることはありますか?

 

寝る前の子どもとの時間ですね。毎日バタバタしていますし、「子どもたちが早く寝てくれたら、その後仕事ができるのに」と思う日もあります。でも、寝る前だけは子どもたちをぎゅっと抱きしめて「大好きだよ」と伝えるようにしています。子どもにとっても、私にとっても、1日の終わりに安心できる時間になっている気がします。

 

 

――子育ても仕事も、どちらも大切にしながら日々を過ごしている大野さんの姿勢は、きっとお子さんにも伝わっているのでしょうね。

 

子育てが始まると、自分の時間はどうしても少なくなります。でもその中でも、好きなことや自分を大切にする時間を少しでも持てると、気持ちに余裕が生まれます。その余裕は、きっと子どもたちにとっても良い影響につながるんじゃないかなと思っています。

 

母になったからこそ、今のような働き方に出会うことができました。これからも、子育てと自分の好きなことのどちらも諦めることなく、その時々の暮らしに合わせながら楽しんでいきたいです。

 

 


 

 

大野有里奈さまのおすすめグッズ

 

(1)ベビーローション(ママ&キッズ)

https://www.natural-s.jp/shop/g/g601/

子どもが赤ちゃんのころから愛用しています。ベタつきにくく、肌なじみがよいので毎日のお風呂上がりの保湿に欠かせません。たっぷり入っていて、兄妹2人に使っても長持ちするところもお気に入りです。

 

(2)車

育児中に一番助けられたのは「車」です(笑)。子どもの夜泣きで眠れないときや、なかなか寝ついてくれないときは、車で少しドライブをすると、不思議とすぐに眠ってくれるんです。そのまま自分も一息ついて、気持ちをリセットできる時間を持つことができました。

 

プロフィール

大野有里奈

京都の調理師専門学校卒業後、国内大手パンメーカーに勤務し、パンづくりの基礎を学ぶ。その後、25歳で単身フランス・パリへ。本場フランスの製法や食文化に触れながら、パン職人として経験を積む。帰国後は「幸せパン職人」としてInstagramやYouTubeで「自宅でできる本格パンづくり」を発信し、オンラインレッスンや商品開発、レシピ監修など活動の幅を広げる。現在は二児の母として子育てをしながら、2026年秋に東京・杉並区でスタジオ兼パン工房のオープンを予定している。

https://www.instagram.com/yurina.oono/

 

<クラウドファンディング実施サイト>

https://camp-fire.jp/projects/943888/view

※2026年8月31日(月)まで支援募集中

コメントは受け付けていません。

LINEで送る
Pocket

neomamaismの公式オンラインはこちら

Online Shop Online Shop arrow_right
PAGE TOP