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自分と子どもの気持ちも大切にするヒント

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中島亜優

neomamaismインタビューブログVol.2。

 

 

今回のゲストは、「アートの島」として、世界的にも人気のある直島(香川県)へもうすぐ2歳となる息子さんと、移住計画中の中島亜優様。

 

 

現在は、都内の広告代理店で地方創生関連のお仕事をされながら、ご夫婦で子育て中でいらっしゃいます。

 

 

お仕事と子育てをされながらも、さらに旅行、スキンダイビング、POP PILATESインストラクターなど、さまざまなことにチャレンジされています。

 

 

自分自身も全力で楽しんでいる亜優様のインタビューを通じて、新しいママの価値観と勇気を贈っていただきました。

 

 

『自分と子どもは違う人間。だからこそ自分の気持ちも子どもの気持ちも尊重する』

素敵な考え方で、子育てを実践するための具体的なヒントをたくさんお聞きできましたので、ご参考にしていただけましたら幸いです。

 

 

 

 

生い立ち

 

「生まれた場所っていうのは、瀬戸内海で海も近くて割と田舎なところです。

転勤族で、親の仕事の都合で中四国エリアを3年に1回ぐらい引っ越しする生活をしていて、私は主に愛媛と岡山で、瀬戸内の海沿いのエリアを転々として育ってきました。

中学高校で倉敷の中高一貫校に行き、大学入学と同時に上京してきて今に至ります。

 

 

3人兄弟の末っ子で、11歳と9歳年が離れた兄がいます。

早々に兄たちは進学で家を出たので、小学校高学年ぐらいからほぼ1人っ子のように育てられました。

 

 

小さな頃から、隣で花火をしているキャンプのグループのお姉さんたちがいたら、少しずつ寄っていって一緒に遊んでもらうとか。

誰にでも話しかける子どもだったようなので、この性格は外的要因というよりもともとな気がします。笑

 

私が旅行好きなのは、両親がいろんなところへ連れて行ってくれ、いい思い出となっていることがベースになっていると思います。

 

 

出産自体は都内だったため、産後直後のサポートを母にダメもとで相談したら、快く東京までお世話にきてくれたり、直島移住したら「困った時はいつでも行くよ!」と言ってくれる頼りになる存在です。

 

 

産後近くにいてくれた時は、つい甘えすぎたり頼りすぎて私がワガママになってしまったので、私の場合ある程度は、家族とよい距離感が必要なんだなと感じました。

 

そのような時でも、母は何も言わず受け入れてくれ、変わらず接してくれる強い人です」

 

 

離れていても変わらずに自分のことを信じてくれる存在があるからこそ、『ご家族や人との繋がりを大切にされながら、自分の可能性を切り開いていける』

“広く澄んでいて人を惹きつける”まるで壮大な『海』のような魅力の亜優様のルーツが、そこにあるように感じました。

 

 

 

 

不妊治療の葛藤

 

 

「私たちの場合は、不妊治療の期間は2年半ぐらいでした。

最初は、男性不妊を知るところから始まり、主人の方が手術などで改善するかどうかというのをまず1年間試しました。

 

それでも自然妊娠は難しそうで、体外受精しかないねという話になりました。

 

 

主人は自分がいろいろやった結果、『自然妊娠が難しいのであれば、今はそこまでして子どもは欲しくない』って当時は言っていたりして。

 

 

でも私は『絶対欲しいんですけど!』っていう…。少し険悪だった時期もありました。

 

 

2人でいろいろ話し合いを重ねた結果、体外受精をしてみようとなりました。

ただ、まだ保険適用になる前の話だったので、いつまでやるか、どのぐらい費用をかけるのかは不安も大きかったので、ある程度の目処を決めてトライしました。

 

 

幸い1回目の顕微授精で妊娠して出産に至りましたが、主人と気持ちのぶつかり合いはありましたね。

 

 

どこの家にもあるのかもしれませんが、子どもを持つということに対する価値観だったりとかっていうのが、夫婦で同じ方向を向いてた方が本来は良かったんだろうなと思います。

 

 

今となっては息子も少し単語や自分の感情を話せるようになり、コミュニケーションができるようになってきているので、主人も息子がいて良かったと思っているんだろうなと接している姿を見ていて感じます」

 

 

 

 

産後生活の乗り越え方

 

 

息子が夜泣きがあるタイプで、夜通し寝てくれるタイプではなかったこともあって、出産後の3か月間ぐらいは寝不足がきつくて…

 

みなさんそうだと思うんですけど、寝不足がつらいゆえに、少しイライラしてマイナス思考になるみたいなことはありました。

 

寝不足からは逃げられない状態だったので『少しでも自分の時間が欲しい』と旦那さんにもお願いして、1人で映画を見に行ったり、マッサージに行ったりして、ストレスを溜めないように意識していました。

 

もちろん主人も仕事をしているので、ベビーシッターさんにお願いして1人の時間を過ごすこともありました。

 

「ベビーシッターによる一時預かり利用支援事業については、出産後にベビーシッターさんをお願いしたいと調べました。

妊娠中に自治体から説明があったことを思い出し、提携事業所がいくつもある中から良さそうな事業所を見つけました。

 

 

産後寝不足で判断能力が失われている中、多くの事業所を調べるというのは非常に大変でした。

妊娠中の動けるうちに助成金が受けられるのか、どういった事業所が地域にあるのかを調べておけば良かったなと思います。

 

 

住んでいる自治体の場合、「ベビーシッターによる一時預かり利用支援事業」は年間36万まで助成されるので、もし制度を知らないママがいたら積極的に活用してもらえたらなと思います!

 

 

 

あと妊娠中にして良かったことは、保育園の見学ですかね。

生まれた月によっては、本当に生まれてすぐ申請が必要で、私のときはあまり時間がなかったんです。動けるうちにいろいろな保育園を見学し、しっかり検討してから申請できたおかげで産後の心の余裕も違いました。

 

 

ただ、自治体によってルールが違うと思うので、出産予定日を見据えながら調べたり準備していた方が、子どもを連れて見学に行くより楽だろうなと感じます。

 

 

主人の変化としては、私が『○○に行ってくるからよろしくね』という感じで結構自由に行動しているのですが、仕事の対応がない限りは柔軟に育児や家事を担ってくれていると思います。

 

 

子供のお世話については自然とできるようになることは難しいと思うので、『これとこれとをしてほしい』と具体的にお願いしたり『これはできないからお掃除代行サービスを利用しよう』『水回りのところだけは、定期的にプロにお願いしよう』と話し合って決めておきました。

 

 

育児に関しても、朝は主人担当で夜が私担当として、朝起きてから保育園に連れて行くまでは主人が子どものことを対応し、その間私が掃除機をかけたりとか家のことをしています。

今は私がいなくても子供も安心して主人と過ごせるようになりました。

産後8か月で仕事復帰しましたが、義理の母が助けてくださるおかげで成り立っているので本当にありがたいです」

 

 

 

母だけで子育てや家事をすることはものすごく大変。

亜優様のようにさまざまなサービスや周囲の力を頼ることは「ママの幸せは赤ちゃんの幸せに結びつく」大切な考え方だと感じました。

 もちろん、ママが「周りに頼ることが当たり前」という考え方になれるように、社会全体で赤ちゃんを育てるという優しい世間の認識がさらに広まってほしいと願っております。

 

 

 

 

 

お子さんとの関わりで意識されていること

 

「妊娠中に『こういう関わりをしたい』という理想は考えていなかったです。

 

息子の成長とともに、いろいろな場所にお出かけをして、さまざまな景色、人の考え方、物に触れられる環境を整えてあげたいなとは思うようになりました。

 

『たまたま、君のママはめちゃくちゃ旅行が好きで、君のパパも旅行が好きなの。

あなたのためにしているわけではないけど、いつもついてきてくれてありがとね。

何か学びたいことがあれば学べばいいし、むしろ行きたいところがあるなら一緒に行こうよ!』みたいな感じに思っています。

 

さまざまな国の人と話せるようになってほしいと思っているので、生まれた直後から英語で話しかけていました。

 

最近は、単語が出てくるようになったり、英語で話しかけると答えはしないんですが理解して反応してくれるので、無駄ではないんだなって思っています。

 

 

もちろん、話せなくても英語の音楽を掛けたり、YouTubeを流したりというのも良いと思います!

 

 

生まれてきて自分の意思がどんどんできてくると、これをやりたい、あれはしたくないとかって見えてくると思うので、自分とは別の人間だから、その気持ちは大切に寄り添っていけたらいいなと思っています。

 

 

子育てって芸能人のマネージャーみたいな感覚で、よく観察して、どう引っ張ったら魅力が出るだろうかってプロデュースの仕方を考えたり、サポートするイメージに少し近いなと思っています。

 

 

そう考えていても、私は観察するよりも、つい一緒に全力で遊んでしまうんですよね!笑

そういう点では、主人の方が集中している時は観察したり、積み木とかも黙々と無言で遊んでくれて上手だなと思います。

 

 

方針としては、夫婦間でこうしましょうというのはなく、『こういうふうにやってるんだよね』『こうやってしようと思う』とコミュニケーションをとるようにしていますが、時々感覚が違うなって不機嫌になることもあります!笑」

 

 

 

これからの生活

 

「息子にさまざまな人々と関われる環境で生活してほしい。

自分自身も地方創生系の仕事に携わってきたので起業して、小さな頃から関わってきた瀬戸内海のエリアへ還元できるようなお仕事をしたい!

ここ1年ぐらいで思い始めたのもあり、そのベースとしていろいろなことが合致して直島への移住を考えるようになりました。

 

直島は海外からの観光客も多く、息子にもさまざまな国の考え方に触れる機会を作ってあげたいと考えています。

 

もちろん、移住するとなると課題も多くあります。

 

一番の課題は、主人が仕事の都合上、東京を離れられる状況ではないので、私と息子だけで移住することです。

 

そのことに関して主人は、私が決めたことは突き進んでいってしまうというのを分かっているので、『それなら、こことここをクリアにしていこう』と冷静に提案してくれています。

 

今は夫婦で子育てをしながら、義理の母にも助けてもらっている状況です。

移住後フルタイムで働きながら、育児がほぼ100パーセント私に偏るっていうことが、キャパ的に大丈夫なのかっていうこと。

あとは2拠点になるなら家をもう1個増やすので、それだけ出資が増えるということ。

そのあたりをしっかり検討した上で、進めて行きたいと思っています。

 

もちろん息子と離れてしまうことに対して寂しさはあると思うんですが、今は見せないでいてくれていますね。

 

こないだ、家族全員で直島を視察してきました。

以前にも直島には行ったことありましたが、実際に『住む』ことを考えて見るのは初めてでした。

住む場所がなかなか無いという新たな課題や、住んだ時のイメージも見えてきてより現実的に主人とも移住について話せました。

 

今も一つひとつの課題をクリアしていくために動いているところです!」

 

 

お子さまのことやお仕事、家族と過ごす時間も自分の時間も大切にしながら、全力で楽しむ多彩な亜優さんから、毎日の子育てをより笑顔で過ごすヒントをたくさんお伺いできました。

 

『ママが全力で楽しむ姿や笑顔が、子どもの成長や幸せに繋がっている』

このような考え方も素敵ですね。

亜優様、貴重なお話をありがとうございました!

 

 

中島亜優様の役に立ったオススメグッズ

 

 

 BRID BABY オムツ替えシート&ポーチ

 

 

 

引用:brid.tokyo

 

ポーチと一体化したオムツシート。

新生児の時から今でも、お出かけの時は使用しています。

コンパクトでシンプルなデザインが魅力です。

外出時、衛生面の気になる公共のトイレやお友達のお家でのおむつ替えの必需品!お友達へのプレゼントにも喜ばれました。

 

 

〈PENDLETON × MARIE INABA〉マザーズ トートバッグ

 

 

 

引用:UNITED ARROWS LDT.

 

このバッグをマザーズバッグとして使用しています。

3泊4日の旅行ほどの荷物なら詰め込んで行けるので、今回の直島もこのバッグで行きました。

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