ママになっても挑戦し続ける姿を子どもたちへ
neomamaismインタビューブログVol.3。
今回のゲストは、イラストレーター「オリハラケイコ」として活動しながら、6月からneomamaismスタッフとしても活躍されている松宮 慶子さん。
なんと7歳、6歳、6か月のお子さまを育児中のパワフルなワーキングママです!
長年の保育士の経験を活かし、新しい視点でneomamaismの製品がより良いものになるよう、努めている彼女の姿勢は他のスタッフへのよい刺激となっています。
「子どもたちとの関わりを大切にしながら、自分の可能性を広げることへ挑戦をし続ける」前向きな気持ちが湧いてくる素敵なお話を伺えました。
仕事に対する想い
イラストレーターとして活動するようになって大体2年ぐらいになります。
きっかけは、長男が小学校に上がる時期が近くなってきた時に「家で出来る仕事をしたい!でも私には保育士の経験しかないし、どうしよう」と夫に相談をして「人生一度きりなんだし、まずやりたいことを全部挑戦してみたら良いんじゃない」と言ってもらえた事が始まりでした。
でも、それって自分の実力次第で金額が変わってくるし…収入も安定するわけではないのでなかなか勇気が出なくて。
「しばらくは何とかなるからチャレンジしてみたら?」と夫が後押ししてくれたのもあり、思い切って当時の仕事を辞めました。
ですが保育士しかやってこなかったので、他にどんな仕事があるのか?そして私は何をやりたいのか?何が出来るのか?という完全なゼロスタートでした。
そこで当時の私は、手探りでいろいろなことにチャレンジしたんです。
まず家でできる職種を絞り込むことから始めました。
最初はプログラミングを勉強してみて、やっていて楽しかったけどなんかしっくりこないな…と感じてストップして。
次にグラフィックデザインを見ることが好きなので、デザイナーはどうなんだろう?とチャレンジもしました。
フリーで活動しているデザイナーの友人がいたので家庭教師をお願いし、まずはパソコンを買ってパソコン操作を教わるところからでした。笑
「Illustrator」「Photoshop」の使い方やデザインの勉強もしたんですが、またまた私には合わないかもしれないと断念してしまいました。
これで振り出しに戻ってしまい途方に暮れました…。
私って何ができるんだろう…って自分と向き合った時に「絵を描くことが好きだったな」と改めて気付きます。
そこがイラストレーターの道の始まりでした。
初めは実績作りをするために「ココナラ」や「クラウドワークス」に登録して、1枚1,500円位からイラストを描かせて頂いて、お仕事をコンスタントにいただくようになったら徐々に金額をあげていきました。
おかげさまでお仕事も多くいただく様になってきたところです。
イラストを通してお客様と心を分かち合えることに何より喜びを感じているので、イラストレーターのお仕事はずっと続けていけたらなと思っています。
ただ、子どもが3人もいますし何年後かを見据えたときに、もう一つ『ママはイラストだけじゃなくてこんなこともできるんだよ』っていう、胸を張って言える何かを作りたいなと考えるようになりました。
自分が好きなことを仕事にしてお金をいただいている姿を、子どもたちに見せたいなと思った時に、やはり長年保育士をしていた経験を活かせるお仕事をしたいと感じました。
neomamaismとの出会いは、以前ご依頼いただきイラストを描かせていただいたことがキッカケです。
お取引する中で、商品に対する想い、お客様の声を大切にされている姿勢に非常に共感し、neomamaismで更なる成長をしていきたいと感じたのです。
広報担当として、これまでの経験を存分に活かし、お客様の声を反映できる仕事をしていきたいと思っています!
初めての出産時の葛藤
今思うと、1人目の子育ては「完璧でいないといけない」と勝手に思い込んでいたと思います。
「何時には必ず起こさなければ&寝かせなければいけない」
「離乳食は決まった時間にあげないといけない」
「この時間は○○して過ごさないといけない」
自分で決めた通りにいかないと、「なんでできないんだろう」とイライラしていました。
今思うと、産後にホルモンバランスが崩れていて情緒不安定だったんだなと思います。
でも当時は、そういった知識がなく、自分がそうなっているという自覚もなくて。
理想と現実のギャップで自分を責めてしまうことも多く、1人目の産後はその期間が続いていました。
夫にあたることも多く、そのような私の状態を見ていて彼も辛かったようです。
2人目の出産前には、今回も産後のメンタルが不安定になるかもしれないということを夫に事前に説明をしました。
「産後私がイライラしだしたら、またあの時期がやってきたんだなと思って」
「そうなったら気分転換になる時間が欲しいから協力してね」と
予め伝えたことで、自分も客観的になれたのか産後の気持ちは1人目の時と全く違うものになりました。
3人目の出産
保育士の時の経験から、一気に育てた方が良いと思い、上2人はできるだけ年を近くしたいと考えていました。
計画通り年子で授かることができ、産休から復帰して保育士の仕事もやりがいを感じ楽しい時期だったので、3人目は欲しかったのですが、なかなか踏み切れずにいたんです。
結婚当時は、夫も子どもは4人くらい欲しいなと言っていて、私も子どもは多ければ嬉しいなとは思っていたんですけど。
上の子たちも成長してきて、家族4人の生活のカタチができていました。
夫も「子ども2人授かれたし十分満足しているから、今のままでも良いかもしれない」と感じていたようです。
でも私は、3人目を授かれたら「その子はどのような顔をしていて、どんな性格をしているんだろう?」「家族5人の生活はどうなるんだろう?」と次第に想いを募らせるようになりました。
「このまま諦めて歳をとった時に後悔したくない」「その子に会ってみたい」という気持ちがどんどん強くなり、3人目に踏み切りました。
しかし、いざとなるとなかなか授かれず、思い切って不妊治療を受けることに。
そこで自分が「閉経が近い状態」と知り…まだまだ先の話だと思っていたので非常に驚きました…
「女性は生まれた時から自分が持っている卵の数が決まっていて、私の場合は他の人よりも数が少ない。
2回の妊娠、出産により生理が止まっていた期間があったから、まだかろうじて閉経していない状態」という先生からの説明には衝撃でした。
でも、そのおかげで体外受精を決心でき、子どもを授かりたいタイミングで自分の身体の状態を知る事が出来てよかったなと今となれば思えます。
受精卵をお腹に戻すときは、先生が私にもモニターを見せながら進めてくださるのですが、ピカッと光った受精卵が体内に入っていく神秘的な一瞬を今でも鮮明に覚えています。
幸い、1回目の体外受精で無事、3人目の子を授かることができました。
「出産自体は代わってあげられないから」と不妊治療中に私自身の気持ちを尊重してくれる夫は、とても心強い存在でした。
3人目の子が生まれてからの生活
3人目の出産後は、すぐにイラストレーターの仕事を再開しましたが、一番気持ち的に穏やかだったように感じます。
イラストレーターとしていられることで「自分の役割」「やりがいがある」という安心感もありました。
「自分の居場所」「好きなこと」「趣味」全てがイラストを描くことに当てはまっていて、間違いなく産後の気持ちの拠り所になっていました。
そして、何より大切にしているのは、夫婦2人でゆっくり話す時間を持つ事です。
結婚してすぐに子どもを授かることができて、もともと夫婦だけの時間というのはほとんどなかったんです。
その分結婚当初から、夜2人の時間を作ることはお互い大切にしていて。
Netflixでドラマや映画を観ながらポテチ食べて…笑
たわいの無い話をしたり、1日の出来事を報告しあったりとリラックスする時間になっています。
生まれてからも、いつも子どもと過ごしている時間が長いのは私なので、「今日子どもたち、こんなこと言っていたんだよ」「こんなことできるようになったよ」と話すように意識しています。
帰りが遅い夫にとって、子どもの様子を知ることができる唯一の時間だと思うので、これからも大切にしていきたいと思っています。
子どもとの時間に大切にしていること
子どもとの食事の時間で意識していることは2つあります。
まず1つ目は、家族全員で「いただきます」をすることです。
見本となる大人が一緒に楽しく美味しそうに食事をする姿を見せることで、自然と食器や箸の持ち方、食べる順番など、正しい食べ方やマナーを見て学んで欲しいなと思っています。
保育士をしていた頃、お子さまの食事についてご相談をうける機会もよくありました。
「子どもが離乳食を嫌がる」「遊び食べをしてしまう」など…みなさん食事のことですごく悩まれていて。
子どもだけ先に食べてもらってから、時間をずらして大人が食べるというご家庭も非常に多かったんです。
もちろんご家庭の事情があったり、食事の時間が遅くなりそうで、「まずは子どもだけでも食べてもらわなきゃ!」という場面も多いと思います。
毎回ではなくとも、無理の無い範囲で一緒に食事を楽しむ時間を作ってみてくださいと、よく保育士の頃お話させて頂いていました。
時間を共有することで子どもにとってはプラスになることがたくさんあります。
2つ目は、食事の時の会話も大切にすることです。
毎日その日あった「楽しかったこと」と「嫌だったこと」を私たち両親含め、家族で話すように心がけています。
「楽しかったこと」って聞きやすいし話しやすいと思うんですが、子どもって楽しかったことだけ聞いていると自然と嫌なことがあっても言いづらくなってしまうんです。
嫌なことや話しにくいことがあっても「楽しい食事の時間に話してもいいんだ」「家族は味方になって聞いてくれるんだ」という環境を整えてあげたいなと思っています。
家で働いているという都合上、平日は子どもが学校から帰宅後もまだ家で仕事をしているので彼らに対して申し訳ないなと感じてます。
なので、夕方には一旦仕事に区切りをつけて晩御飯は子どもと一緒に作ったりしています。
ご飯作りは強制ではなく、お給料制を導入しているので気が向いた時にお手伝いをしてくれる感じです。
料理中は、子どもが調味料の味を確かめてから入れたいみたいで、毎回実践しているうちに「この料理は醤油と砂糖を使っているね」と分かるようになっていて、味覚ができている事に感心しました。
また、最近は寝る前の時間に物語作りをするのが我が家のブームです^^
ワンフレーズずつ順番で自作の物語を追加していくので、変な物語になるのも面白いみたいです。
自分で想像する力にもなるかなと思いますし、何より私にとっても癒しの時間になっています。
6か月になった3人目の子は、ずっと一緒に過ごしているので、仕事中も積極的に話しかけています。
最近は興味も広がってきたので、おもちゃの素材などこだわって渡しています。
さまざまな感覚や音を知ってもらいたいので、おもちゃでなくともビニールやシフォン布、お米を入れたペットボトルなどを手渡しています。
お散歩時には葉っぱやお花を持たせてみたりと、生活している中で身の周りにある様々なものが、工夫次第で子どもにとっては何でも遊びの対象になると思っています。
もちろん、安全に配慮しながら見守ることは必要ですけどね。
多くのママが、子育てと仕事どちらも大切にすることの難しさを感じたことがあるかと思います。
イラストレーター、neomamaismのスタッフとして日々の慌ただしい生活の中で、子どもたちと過ごす時間を丁寧に過ごされている様子が印象的でした。
さまざまな葛藤をしながらも、お子さまとの関わりを大切にし、新しいことへ挑戦し続けるママの姿も素敵ですね。
松宮さん、貴重なお話をありがとうございました!
松宮 慶子さんの役に立ったお勧めグッズ
ハンドル付きミラクルカップ・ワイルドラブ
車の中で飲む時、とても重宝しました。
どうしても飲み物をこぼされると怒ってしまうので(笑)子供たちと穏やかに過ごすためにも、事前に対策をすることも大切だなと感じます。
null. / ヌル PUFFYナイロントートバッグ
マザーズバッグではないのですが、沢山入るのでマザーズバッグとして重宝しているバッグです^^
neomamaism ベッドインベッド
リビングで仕事をしているので、一番下の子はベッドインベッドで過ごしています。そばで見守れるので今の生活にはなくてはならない存在です。ミルクの後、傾斜をつけて寝かせれるのも安心のポイントです!
前の記事へ
次の記事へ